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登山でキャンプと聞くと過酷な環境でベテランじゃないと危険を伴うゆるくないキャンプだと私は思っていました。
キャンプ目的で登山するのってどうなの?
山をなめてる?
とか思われたらどうしよう。。。
キャンプ目的で登山をする前はこんなことばかり考えていました。
そんな私がソロでキャンプ目的の登山をしてきたので、私みたいにキャンプ目的で登山がしたい。登山をしてキャンプをするという達成感を味わいたい。
そういう方の参考になればと思います。
キャンプ目的の登山で注意する点
キャンプ目的の登山で、今回私が足を運んだ、木曽駒ヶ岳はテント場までの距離や環境などを考えても、初心者でも登りやすい山です。
ですが、標高2956mもあるため、頭痛や吐き気などをもよおす、高山病には注意しなければいけません。
高山病にならないためには。。
・前日に十分な睡眠を確保する(私なら6~7時間半です)
・ロープウェイで千畳式カールに着いたら30〜1時間程は高度になれるため、食事をしたり、軽く体を動かしたりと慣らす
・脂っこいものは避ける(私の経験からです)
・歩くペースを「もっと早く歩けるんだけどな。。。」と思うくらいに抑えて歩く
これらを注意すれば、ほぼ高山病になるリスクを抑えて、初心者でも気軽に木曽駒ヶ岳でキャンプを楽しむことができるでしょう。
キャンプ目的の登山のテントサイズ
キャンプ目的の登山だからと言って、湖畔や林間、高原キャンプ場で使うような大型テントの使用はさけなければいけません。
※ここで言う大型テントは3m四方以上と思ってください。上記テントで440×470くらいです。
・標高の高いキャンプ場では、風が全く遮れないため倒壊の恐れがある
・そもそも、大型テントをたてられるスペースがない
・他の登山客に対して、大変迷惑になる
以上のことから大型テントの使用は避けなければなりません。
では、どのようなテントの大きさならギリギリOKなのか。
私のテントで例を挙げると、ローカスギアクフ(ワンポールテント)なのですが、横のサイズは265cm奥行きは160cmと一人用テントとして見るとなるとかなり大型なサイズになります。
最初このテントだと周りに迷惑かな。。。
と思っていましたが、結構テント場では張ってる人が多く見られます。木曽駒ヶ岳にてテントを張った際は、このテントでスペース的にはギリギリな印象でした。
※テント場のスペース
なので、私のローカスギアクフくらいの大きさまでのテントなら、キャンプ目的の登山で使用しても大丈夫なサイズと言えるでしょう。
ですが、上記でも触れましたが一人用テントとしては、かなり大きいサイズになりますので、基本早い者勝ちのテント場では、おそくとも14時くらいには到着するようにしましょう。
じゃないと、遭難の危険性はもちろんのこと、このくらいの大きさのテントだと張れるスペースがなくなってしまう可能性もありますので。
キャンプ目的で登山する際に不安だったこと
いくら初心者でも登りやすい木曽駒ヶ岳であっても、やはり不安は多くあると思います。そこで私が実際にキャンプ目的で登山をする際に不安に思っていたことをまとめましたので、参考になればと思います。
・登山のテント場で焚火は出来るの?
当然ですが出来ません。危ないですからね。
・ガスバーナーでの調理はやって良い?
※これはホント不安でした、山ですからね火気厳禁だよね!?と思っていたので。場所によってはバーナーも不可という場所もあるっぽいですが、基本的に暗黙の了解なのでしょうか?周りに気をつけてやれば、山でのバーナーでの調理は可能です。
・上記でも触れましたが、テントのサイズはやっぱり小さくないとダメ?
私の場合は志摩リンのおじいちゃんテント、ローカスギアのクフを持っていきました。
出典:アニメゆるキャン△1期より
最初不安でした。何しろワンポールテントですからね。山岳用のテントよりも風に弱いし、あまりワンポールテントの人はいないし、ペグが打てないと建てられないのでは?と。
ですが、問題なかったですね。このローカスギアのクフって物凄く軽いんですね。そのため、テント場に着くと数張りは見かけました。
高額なテントのため、購入には勇気がいるので、あまりオススメはしません。私はローカスギアクフ買って、しばらくは何の道具も買えませんでした。。。
・水とトイレはどうすればよいの?
場所によってはないため、事前に調べる必要がありますが、テント場にはあります
・何十キロと重い荷物を背負って40代のおっさんが登山キャンプできるのか!?
いきなりは無理です。日帰り登山で2、3回は登って慣らしておいた方が良いです。私は、不安だったため、日常でもウォーキングして歩くのに慣らしておきました。
この辺りが、私がキャンプ目的の登山で不安だった点です。
キャンプ目的の登山であったらいいな!と思ったアイテム
やはり、実際にキャンプ目的で登山に行く、というよりも実際に何でも体験すると思うのがあれがあったら便利!このアイテムは不要だったわ。
など。
そこでまだ2回しか登山キャンプしたことがない私が登山中とテント場にて必要だったアイテムと別になくてもいいかな?と思ったアイテムなどをまとめました。
あったら良かった、あって良かったアイテム
・耳栓(山は静かなため非常に声が響きます)
・鼻炎薬(花粉症でして鼻づまりで寝れないという状況になったため)
・冬用シュラフ(夏だからと夏用シュラフを持っていったら震えるほど寒かった)
・登山の定番!?Zライトソルマット(夏でも冬並みに寒いテント場で快適な睡眠ができた)
・携帯充電器(私は地図が読めないためスマホアプリの「山と高原地図」を使っているため必須アイテム)
・ローカスギアのDPTE(私のテントはワンポールテントのため、まあ狭い。なのでストックを2本使って居住空間を広げたかった)
・折り畳みリュック(木曽駒ヶ岳の頂上まではテント場から往復40分ほどだったので手ぶらで行きたかったんですが、やはりドリンクと行動食、タオルなどは必須。それを手や腰にぶら下げて登ったため、たった20分でもキツかったのでほしいアイテムですね)
他にも定番なガスバーナーや携帯食などもありますが、これらは必須アイテムなので今回は省きます。
特に必要と感じたのは、予算的に可能であれば、コンパクトな冬用シュラフがあった方がいい。ホント高山でのキャンプは寒いってもんじゃないです。
せめてモンベルで言う♯3くらいは欲しい。
でも3万なんて高くて払えない。。。私はそうだったので、10年前に買ったナンガの高さ45cm直径25cmほどのデカい冬用シュラフを圧縮袋に入れて持って行きました。
ただ重さは当然ですが変わらないので、やっぱり冬用シュラフでコンパクトなものがほしいです。山の上のテント場は夏でも冬と変わらないですから。
なくても良かったアイテム
・軽量コット(寝るには快適だったんですが、標高が高いと一つ一つの動作も疲れてしまうため組み立てるのと片付けるのが面倒でZライトソルだけで十分)
まとめ
キャンプ目的で登山をするのって、ガチ登山勢ではないため非常に不安いっぱいでした。私の場合は、登山仲間やキャンプ仲間がいるわけではないので、登山はほぼソロです。
キャンプ目的の登山ももちろんソロで挑んでいるので、ものすごく不安と周りの視線を気にしていました。
初めて行ったキャンプ目的の登山なんですが、絶景が見たくて、上高地の蝶ヶ岳ヒュッテを目指してキャンプしました。
これは、失敗でした。。。
もう登山ガチ勢ばかりで、気まずいし、孤立感半端なかった。。。
でも、あの絶景は最高でした。
なので、初めてキャンプ目的の登山をしたい!と思う方は、今回私が足を運んだ、木曽駒ヶ岳の頂上山荘のテント場でキャンプを楽しんでください。
ここでしたら、比較的ビギナーや観光客の方も多くいて、もちろんベテランの方もいるため、何かあっても安心、気持ちも楽です。
初めてキャンプ目的の登山をしたい方はぜひ参考にしてみてください。